ロードノイズ対策
時速90キロを超えるような速度だと、ロードノイズと空力騒音が大きく、とても気になります。
少しでも軽減できないだろうかと、考えてみました。
1:タイヤから発せられる破裂音(シャーという音)の高音成分を殺したい
2:後部から聞こえてくる風切り音を止めたい
3:冬場に肩が冷えるので、Bピラーへ断熱材を取り付ける
この3ポイントについて、簡易的な作業を行いました。
1:フロントタイヤからの空気破裂音の耳障りな音を緩和する
音を消すことは出来ませんので、気になる高音域を減衰させる事を目指します。
対応が必要な箇所はフロントフェンダー車内側。
アクセルペダルの右上に鉄板むき出しの空間があります。
この写真の右側にもその空間は広がり、ECUの様な物が取り付けられています。
この部分から耳障りな高音成分が侵入していると目星をつけました。
スペースと施工性と対応周波数から、低コストでもあるウレタンフォームを使いました。
910×600×50mm厚 で1枚2800円もする、少しお高いウレタン素材です。
取付には、スプレー式接着剤とホットボンドを使いました。
2:後部から聞こえてくる風切り音
ハッチ廻りを気密するのも重要ですが、もう一カ所盲点があります。
リアハッチのパネルそのものが振動して音を出しています。
この部分は剥離した気流が再びぶつかったり、車体後部なので圧力変動が激しい場所です。
パネル自体が振動することによる騒音があります。
ですので、メーカーも制振材を取り付けてあります。
今回はそれの廻りに積水化学のカルムーンシートを取り付けました。
その後、断熱目的で3M シンサレートを敷き詰めてあります。
ここは騒音が大きく、開口部も広く作業性が良いので、メーカーも制振材を取り付けてあるというわけです。
3:冬場に肩が冷えるので、Bピラーへ断熱材を取り付ける
シートを下げた状態で座ると、丁度肩にBピラーがくっつきます。
寒いです。
そこで、Bピラー内へ3M シンサレートを貼り込みました。
シートベルト装置がありますので、入念に剥がれ防止と擦れ対策を行います。